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営業品目

アルマイト処理

■陽極酸化処理(アルマイト処理) MIL-A-8625

普通アルマイト、硬質アルマイト、黒染色はもちろん各種カラーアルマイト処理を行っております。又アースの必要な場合や切削公差でアルマイトを載せたくない等のために、同時にマスキングの施行も可能です。
アルマイトの前処理として、ブラスト(梨地)加工、ヘアライン加工も社内で一貫生産しており、リードタイムの短縮、納期・コストの面からもお得です。

品質においても、皮膜重量、耐食性(塩水噴霧試験)、摩耗試験(テーバー試験)、膜厚試験等を毎月管理試験実施し、品質の妥当性を確認しております。品質のための試験装置も、膜厚計、硬度計、塩水噴霧試験器、回転摩耗試験器、電子天秤、溶液分析機器を自社にて揃えております。

陽極酸化処理(アルマイト処理) MIL-A-8625

■硬質アルマイト

硬質アルマイトは、普通アルマイトより皮膜硬度を高め、又耐摩耗性を向上させる機能性皮膜処理です。アルミニウムの材質によってJIS規格では「1種」「2種a」「2種b」鋳物系の「3種a,b」と分類され、硬度が硬くなる材質は1000系、6000系「1種」でHv400以上です。摩耗性が良い材質は「1種」材質で、摩耗材で10000回転
させたあとの摩耗量を計測、その値が15mg以下です。材質によって
は、100ミクロン位まで皮膜を生成出来ますので、加工で削りすぎてしま
った製品など、ある程度の寸法でしたら皮膜厚さで調整出来るサルベージとして利用することも出来ます。

硬質アルマイト

■カラーアルマイト

アルマイトの皮膜表面は、最終工程の封孔処理前は、無数の孔(ポアと称す)があいている多孔質の状態です。このポアの内部へ染料を含浸させ、アルマイト皮膜を「染める」ことが出来ます。この染色処理はアルマイト処理の大きな特徴の一つです。色によっては、耐光(候)性に非常にすぐれたものがあります。
弊社では常時十数種類の染料を常備しており、即時対応可能でございます。
又、ご希望の色が無い場合でも、ご相談頂ければ対応させて頂きますので、ご用命下さい。

【ご注意下さい!】
下記画像は、お客様のお使いのパソコン等、使用機器環境によって色味が違って見えます。
この画像からの色の指定、注文はいたしかねますのでご了承下さい。

カラーアルマイト

■大型アルマイト・6M長尺物黒アルマイト

新潟工場には、液晶装置第8世代サイズが処理可能の大型アルマイト槽がございます。黒染色処理はもちろん、ブラスト(ガラスビース)処理もこのサイズを同時に施行出来ますので、リードタイム短縮、輸送費のコストダウンを図れます。

大型アルマイト・6M長尺物黒アルマイト 大型アルマイト・6M長尺物黒アルマイト 大型アルマイト・6M長尺物黒アルマイト

約2m角のベース板に乾式ブラスト(ガラスビーズ)加工処理中

化学皮膜処理 MIL-DTL-5541

■化学皮膜処理(化成皮膜処理)MIL-DTL-5541

化学皮膜処理は、処理液に浸析して化学的に薄い酸化膜を生成する処理です。塗装の密着性が良好なのと、防食の目的から塗装下地に使用されたり、アルマイトと違い電気的に導体ですから、そのままの状態で防食目的の電気シャーシ等に使用されています。
通称では「アロジン処理」と呼ばれていますが、「アロジン」の名称は登録商標ですから弊社では化学皮膜の黄色、無色、ノンクロム(又はクロムフリー)と称しています。化学皮膜処理は「六価クロム」が含有されていますので、環境負担物質規制(RoHS指令等)の対象です。ご注文時にはご注意下さい。クロムが含有しないクロムフリー(無色のみ)の処理もございますのでご用命下さい。

化学皮膜処理(化成皮膜処理)MIL-DTL-5541

不動態化処理(パシベート処理)

■不動態化処理(パシベート処理)

加工し終えたSUS製品を何の処理もしないで、そのまま状態で使用していると油分や表面に残る他金属の汚れが残り、そこに何か電解質となる物質(汗、海水等)が付着すると、異金属間のイオン化傾向の違いから局部電池が形成され「電解腐食」が起こり製品表面から腐食が始まります。
それを防止するには、製品表面を清浄し、酸化膜を形成してあげます。
製品を予備洗浄後、不動態処理液に浸析し異金属を溶解し不動態膜を形成させ製品表面の防食を図ります。
弊社では、米国規格QQ-P-35に準拠し、TypeⅡ,TypeⅥ仕様でパシベート処理をしております。ステンレスの防食処理としてご用命下さい。

電解研磨処理

■電解研磨処理

SUS製品の表面研磨処理として、電解研磨がございます。
電解研磨後は、製品表面には不動態膜が形成されますし、又表面を研磨することによって表面に凹凸が無くなるため腐食原因となる埃や塵が付着しづらくなり、腐食の防止になります。ステンレス製品の研磨処理としてご用命下さい。

化学研磨・化学梨地処理

■化学研磨・化学梨地処理

工学関係の製品は光の反射防止等のために、製品を黒色にし尚かつ梨地調の表面状態にする事が求められています。又反対に機能性ではなく、外観美観の要求で艶を求められる場合もあります。それらの処理には表面を梨地調にするために化学的にエッチングする方法と、後でご説明する機械的な方法がございます。又、光沢、艶を出す方法としても両者の方法がございます。

梨地・ブラスト加工・マスキング加工

■梨地・ブラスト加工

前項でご説明した機械的に梨地調に加工する方法です。製品表面にガラス又は鉄粉を圧搾空気と一緒に打ちつけて表面を梨の肌の様にエッチングする方法です。

梨地・ブラスト加工 梨地・ブラスト加工

弊社では色々な機種のブラストマシンを導入し、様々なご要望にお応えできる様皆様からのご用命をお待ち申し上げております。
ブラストの付いて何なりとご相談下さい。

梨地・ブラスト加工 梨地・ブラスト加工 梨地・ブラスト加工
梨地・ブラスト加工 梨地・ブラスト加工

■ヘアライン・バフ研磨加工

ヘアライン仕上げとは、アルミやステンの表面に髪の毛のような細いラインを入る金属の仕上げ方法のことです。金属表面に、一定方向に連続的に髪の毛のような細い研磨の条痕を残した仕上げのことで、光沢をなくし、つや消し仕上げで磨き仕上げのような光沢がないので、落ち着いた雰囲気でより金属の質感が出るといわれています。弊社では、チャンネルアングル等の長尺物、立体的な複雑な形状ものへのヘアラインや機械掛けが出来ないような部位には、手作業での加工も得意としております。旅客機等の内装品等に当社のヘアライン加工品が使われております。
バフ研磨は布を羽状に束ねた回転体に、材質や仕上げ方法によって異なった研磨材を付けて高回転で製品表面を磨いて仕上げる加工です。

ヘアライン・バフ研磨加工 ヘアライン・バフ研磨加工
ヘアライン・バフ研磨加工 ヘアライン・バフ研磨加工
ヘアライン:左側が加工前、右側が加工後

ヘアライン・バフ研磨加工 ヘアライン・バフ研磨加工
バフ研磨:左側が加工前、右側が加工後

■マスキング加工

ご存じの通り、アルマイト皮膜は絶縁性です。アルマイト後に製品にアースを取るには、機械的(ヤスリ等)に皮膜を剥がすしかありません。しかし、そうなると体裁上も悪くなるし、必要以上に傷付けてしまったりとあまり良い点はありません。そこで、アルマイト前にアースが必要な部位にマスキングを施して皮膜がつかない様にします。又、最近では、公差が厳しい部位にアルマイトを付けない様な事も行われています。

マスキング加工

マスキングテープを使う方法:
耐酸性、耐アルカリ性、耐熱性、耐溶剤と色々な用途のテープ類を使用し、アルマイトをのせたくない部位にテープを貼付する方法です。簡単で扱いやすい方法です。

マスキング加工

チューブ、シリコンゴム栓、ネジを使う方法:
孔やネジ穴には、各種口径のシリコン製のゴム栓、シリコン製チューブを通してマスクとします。ネジ穴には、チタン製の雄ねじを入れます。

マスキング加工

マスキング塗料を塗る方法:
複雑な形状の部位には、マスキング用の塗料を塗ってマスキングをします。塗料は耐酸性、耐アルカリ性、耐熱性です。但し、マスクの加工時間が少し掛かってしまいます。

蒸気封孔処理

■蒸気封孔

近年では、半導体製造装置にアルマイト製品が多用されと不要ガスの問題がクローズアップされるようになりました。これは、封孔方法に問題があります。そこで、それを解決する方法として、蒸気缶の中で加圧して水蒸気で封孔する方法が有効的であります。しかし、その水蒸気自体が汚染されていては問題外です。当社では、水蒸気発生装置に用いる水をRO水製造装置で処理し、純度の高い精製水を用いています。

蒸気封孔 蒸気封孔 蒸気封孔

この蒸気缶の中に製品を入れ、通常は0.3Mpa位の加圧水蒸気で封孔をします。

水蒸気が汚染されていては問題外です。使用する水はイオン交換塔を通ってRO(逆透過膜)水製造装置を通りピュアな水としてボイラーに供給されます。

処理屋からのお願い

■製品にアルマイト加工を予定している設計・加工担当の方へのお願いです。

一昔前では考えられない程、現在はアルマイトへの要求事項が多様化しています。
良い製品をご提供出来るように日々努力はしていますが、より一層の品質の向上のために顧客の皆様にも是非、製品設計時にはご考慮して頂けたらと存じます。

  • アルマイトの生成皮膜は、メッキ皮膜と違い電解液の中で溶解と生成を繰り返し、最終的に電解前の表面から約半分素材下部と素材上部に皮膜が生成します。
    よって、設計時には最終寸法を計算する上で考慮に入れておかないといけません。
    図
  • アルミニウムの材質、調質、材料メーカー等の違いで仕上がり方が若干の違いが出てくることがあります。特に自然発色する硬質皮膜では色調が変わってきます。
    色調を重要視する製品の場合は気を付けなくてはなりません。
  • 上記と関係しますが、アルミニウムの材質は必ず実際使用した材質をお知らせ下さい。特に硬質では材質で処理の方法が変わります。
    特に困ってしまうのは、同一製品を数種類の材質で製造されて、ご注文時には一種類の材質で出来ていると申告頂いて、同じ処理をしますと実際は、複数の種類の材質が混ざっていますから、仕上がりがバラバラ成ったり、焼けをおこしたりと結局、製品が不良に成ってしまいます。
    材質にあっては、必ず実際の状況をお知らせ下さい。
  • 1000ミリ×1000ミリの板状の製品には、おおよそ300~450アンペアの電流を流して電解します。(100cm2当たり1A~3A)普通の家庭のブレーカーが50アンペア位ですので、6~9軒分位の家庭の使用電流を製品に流す訳ですから、製品と電極がそれに耐えうる接続がされていないと抵抗が過大に成り、接点部周辺が熱で焼けたり、溶けたりしてします。そのため製品には十分な接点がとれる孔やネジ穴、出来れば電解接点用に設計時に考慮してもらえると非常に助かります。
  • アルマイト処理の難しい材料として、快削合金の2011や6262など、切削性は優れている様ですが、材料に含有しているPb、Biの存在が処理を難しくしています。他にダイカスト合金ADC12、Cuが多く含有する2000系材です。
  • シャープエッジには皮膜は均一に形成されません。これを防止するにはコーナー部の面取り加工は、「無し<C面<R面」が効果的です。  
  • 製品には出来るだけテープ類の貼付、マジックでのマーキングはお止め下さい。
    テープ類、特に透明なセロテープは識別が困難です。作業工程時に製品の確認は十分に行っていますが、透明なテープですと見逃してしまう可能性が高く、そのまま処理してしまうとその部分は未処理となってしまいます。又、テープの剥がし方次第では、テープの糊が残り同様な不都合が起こります。